予告編を見て、どんな映画なのかなと気になっていた映画『ブラック・ハッカー』。

気になっている作品ではあったのだが上映劇場が限られていて、地元のTOHOシネマズでは上映していなかった。

作品の公式サイトを見ると、関東では「ヒューマントラストシネマ渋谷」と「ユナイテッド・シネマ豊洲」に2劇場のみ。


今回は上映時間がいくつかある「ユナイテッド・シネマ豊洲」にて見ることにした。

作品の長さは100分でちょうど良かった印象。

各種映画レビューで書かれているのだけれども映像表現が素晴らしかった。終始一貫して、主人公の持つラップトップPCのデスクトップ画面のみで物語が続く。メールソフトの受信メール一覧や、ウェブブラウザ、画面キャプチャソフトなど普通のPC画面が再現されていて「こんなの違うじゃん!」というような雑念を持つことなく作品に入り込めた。

また、人の様子(普通の映画のような俯瞰の図?)はストリーミング配信しているサイト風の画面やビデオ通話の画面がいわゆる「全画面表示」に近い感じで表されるので映像に専念したいときは、しっかりと専念させてくれる。

その他、デスクトップ画面上にビデオ通話の映像と他の地点の監視カメラ映像などが「2窓」で表示されることで主人公の行動だけでなく、他の地点の事象にも目を配らなくてはならない緊迫感を感じられる。

一人称視点の映像でビデオ通話というシーンもあったが、それはGoProやActionCamなどのウェアラブルカメラが普及しているからこそ突っ込みどころとはならず「あり得るもの」として自然と受け入れられた。

ただ、一つだけ「乗っ取られたウェブサイト」というものの表現が「…ザザッ」というような砂嵐で表現されていたのが「それないでしょ…」と感じてしまったが、緊急事態を表現する手法としては最低限の方法かなとも思う。

その他は終始一貫してPCの画面のみであるにも関わらず、表現技法に目が取られてしまうこともなくストーリーも楽しむことができた。

表現技法が売りの作品であるとは思うのだが、もし、自分にも同じことが…? ということを考えさせられるエンタメ作品として存分に楽しむことができた作品だった。

関連リンク

映画『ブラック・ハッカー』公式サイト

ユナイテッド・シネマ豊洲 三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲3F 映画館